空気調和

空調方式の選択による省エネルギー

放射(輻射)型

大空間のごく一部が居住域である場合、放射(輻射)型空調設備を選択することで省エネルギー効果が期待できる。

放射型空調では、セントラル式の空調機から送られてくる冷水・温水を天井などの中に配置した伝熱管に流す。

他の方式に比べて、冷房時はより高い温度で、暖房時はより低い温度で同じ快適感を得ることができるため、室内熱負荷が低減される。

一方で、結露や漏水の対策が必要となる。

高天井(アトリウムなど)、外気が侵入しやすい(エントランスホールなど)場合に有効。

文献

大高敏男, 佐々木美弥, 長澤敦氏「空調設備が一番わかる」技術評論社(2016)
「2-4 水・空気方式 輻射冷暖房方式」

土井嚴「空調設備実務パーフェクトマニュアル[第4版]」株式会社秀和システム(2023)
p196「放射冷暖房」

「エネルギー管理士」カテゴリ 共通文献

オーム社編『2023年版エネルギー管理士(電気分野)過去問題集』オーム社(2022)

プロフィール

大学で電気工学を専攻し、現在は電気関係の業務に従事。
第一種電気主任技術者試験(電験一種)合格。

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