器具効率
ランプを単体で点灯すると、ランプから出る全光束が周囲に発散する(このとき器具効率は1となる)。
照明器具を使用すると、反射板や透光材により光束が減少する。
ランプ単体で使用したときの光束に対する、器具を使用したときの光束の割合を器具効率という。
照明率
光源の光束のうち、作業面に達する光束の割合を照明率という。
照明器具の配光、器具効率、室内の反射率などによって決まる。
光束維持率
光源から放射される光束は経年劣化により減少する。
初期の光束に対する一定時間経過後の光束の割合を光束維持率という。
保守率
作業面上の平均照度において、新設時の平均照度に対する、一定期間使用後の平均照度の比を保守率という。
照明器具の保守率は、光源と照明器具の設計光束維持率の積で表される。
参考文献
照明学会「照明工学」オーム社(2012)
p75:器具効率
pp133-134:照明率、保守率
小﨑美希, 原直也, 望月悦子, 鈴木広隆, 秋月有紀「建築光環境工学―その基礎から応用まで―」理工図書株式会社(2018)
p105:光束維持率
コメント