抵抗加熱
抵抗加熱の各方式の比較は次のとおり。
方式 | 直接抵抗加熱 | 間接抵抗加熱 |
方法 | 被加熱物に直接電流を流す | 発熱体からの電熱を利用 |
特長 | 急速な加熱がしやすい | 加熱雰囲気の温度管理がしやすい |
アーク加熱
アーク加熱にも直接式と間接式がある。直接式では被加熱物自身を一方の電極とする。
アーク炉における電圧・電流・長さの特性は、エアトンの実験式で示すことができる。
アーク電流が増加するとアーク電圧が低下する負特性を示す。
このため、電流を安定させるためには適当な抵抗を挿入する必要がある。
ISMバンド
ISMバンドは、電気通信以外の工業などで使用するために定められた周波数帯。
マイクロ波加熱や誘電過熱に使用される。
温度制御
温度計
温度計は接触式と非接触式に分類される。
接触式
熱電温度計など。
熱電温度計は、2種類の金属導体の両端を接続した閉回路に、温度差により起電力が生じる原理を利用して計測する。
非接触式
放射温度計など。
放射温度計には光高音計などがある。
エネルギー原単位
原単位とは
原単位の一般的な意味について、文献には次のように記載されている。
一般的にエネルギーの使用の合理性は原単位で評価する。原単位は全エネルギー消費量をエネルギー消費と密接に関連する数量で除した値であり、エネルギー消費量に密接に関連する値として延べ床面積や生産数量などがある。
山本亨, 加藤友美 「エネルギー管理入門 より進んだ省エネ・省コストの実現」オーム社(2013)
電気加熱においては、次のように表される。
電気加熱設備におけるエネルギー原単位
電気加熱設備におけるエネルギー原単位は、被加熱材の単位質量当たりの消費電力量で表される。
消費されるエネルギーの計測点を入力端として、一般に入力端での計測値により評価、管理する。
消費されるエネルギーには、被加熱材の加熱に寄与しない損失も含まれる。
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