電気化学

電気化学反応と電極電位

半電池とは

金属イオンの水溶液に同じ元素の単体を浸したものを「半電池」という。

半電池の例:

  • 亜鉛イオン(Zn2+)の水溶液に金属の亜鉛(Zn)を浸したもの:硫酸亜鉛(ZnSO4)水溶液を使用
  • 銅(Ⅱ)イオン(Cu2+)の水溶液に金属の銅(Cu)を浸したもの:酸銅(Ⅱ)(CuSO4)水溶液を使用

なお、これらの水溶液を素焼き板(イオンが自由に移動できる)で仕切り、電極間に負荷をつなぐと電流が流れる。
(ダニエル電池)

参考文献

二見太郎「大学受験超基礎シリーズ二見太郎の早わかり化学(化学基礎+化学)」Gakken(2020)

電極電位

正極と負極の電極電位の差を理論電圧という。

半電池の起電力(単極電位)を測定するためにはもう一つの電極が必要となる。

そこで、電位の基準点を与える参照電極を用いる。

水溶液系では、基準電極として標準水素電極が用いらる。

参考文献

田中一義「物理化学基礎の基礎 知っておきたい103のコンセプト」化学同人(2009)

電極反応

電極反応は電極と電解質の界面で起こる。

この反応速度は電流密度を用いて表される。


「エネルギー管理士」カテゴリ 共通文献

オーム社編『2023年版エネルギー管理士(電気分野)過去問題集』オーム社(2022)

プロフィール

大学で電気工学を専攻し、現在は電気関係の業務に従事。
第一種電気主任技術者試験(電験一種)合格。

コメント

タイトルとURLをコピーしました