電気化学

アルカリ蓄電池

今回は、アルカリ蓄電池についてまとめます。

使用する電解質

電解質として水酸化カリウムなどのアルカリ性水溶液を使用した二次電池を、アルカリ蓄電池といいます。

主な種類

アルカリ蓄電池の種類として、ニッケル・カドミウム電池やニッケル金属水素化物電池などがあります。

特長・用途

アルカリ蓄電池は、急速な放電を可能とするため、ハイブリッド自動車などにも使用されます。

急速に放電すると、緩やかに放電する場合に比べて電圧が低下します。

ちなみに、急速に放電する場合とゆっくり放電する場合で、どちらのほうが電圧が低くなるか、または同じかを解答させる問題が、過去のエネルギー管理士試験で出題されています。

混乱する場合は、電池の等価回路(直流電源と内部抵抗が直列接続された回路)をイメージすると分かりやすいと思います。

つまり、電流が大きくなれば内部抵抗での電圧降下が大きくなる分、電池としての電圧は低下するイメージです。

おわりに

今回は、アルカリ蓄電池についてまとめました。

「エネルギー管理士」カテゴリ 共通文献

オーム社編『2023年版エネルギー管理士(電気分野)過去問題集』オーム社(2022)

プロフィール

大学で電気工学を専攻し、現在は電気関係の業務に従事。
第一種電気主任技術者試験(電験一種)合格。

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