冷凍機の分類
冷凍機の分類としては大きく
- 蒸気圧縮式(ターボ冷凍機など)
- 吸収式
に分けられる。
吸収冷凍機の動作原理
吸収式である吸収冷凍機は、吸収剤の強い吸湿性を利用して冷凍サイクルを行う。
構成要素の一部として、蒸発器と吸収器をもつ。
蒸発器では、冷媒(=水)が散布されている。
吸収器では、濃い吸収溶液(=臭化リチウム水溶液)が散布されている。
臭化リチウム水溶液の強い吸湿性が、水の蒸発を促し、蒸発潜熱で伝熱管内の冷水を冷却する。
上述のとおり、冷媒には水を用いる。
吸収冷凍機の用途
中~大容量の空調設備などに用いられる。
なお、コージェネレーションにおける排熱利用先としても採用される。
文献
空気調和・衛生工学会編「空気調和設備計画設計の実務の知識 改訂4版」オーム社(2017)
pp143-147「4.1 冷凍機・ヒートポンプ」
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